駅などで貰うことができるフリーペーパー「SUUMO 新築マンション 埼玉県版(2019.3.5)」に埼玉19市学校力調べという特集が組まれていました。
所沢市はどのくらいの位置にいるのか気になったので、手にとってみました。
データ内容について
「首都圏88市区学校力調査」と題して、市区別の「教育環境」についてのデータが掲載されていました。
子育てファミリー世代にとっては「教育環境」は非常に気になるポイントです。
- 学力
全国学力調査の平均正答率
文部科学省「平成30年度全国学力・学習状況調査」より - 運動
体力合計点
スポーツ庁「平成29年度全国体力・運動能力調査結果」より - 環境
1クラス当たりの児童数
「平成30年度学校基本統計」より - 設備
パソコン1台当たりの児童数
文部科学省「平成29年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」より - 中学受験
受験校への進学率
日能研「2018年度入試分析ブック」より
掲載されているデータは、全て上記データを元にした編集部調べとなっています。
所沢市の学校力

画像引用元:SUUMO 新築マンション 埼玉県版(2019.3.5)
ここでいう学校力とは「小学校」ということになります。
一番上の欄に全国平均の値があり、ランクインしている数値には金色のリボンで順位が書かれています。
所沢市の欄を見てみると、ランクインしている項目はひとつもありません。
まず学力ですが、若干算数が苦手のようですが、ほぼ全国平均値に近い値を示しています。可もなく不可もなくといったところ。
他の市で学力が高いのは、和光市・さいたま市・熊谷市・三郷市・戸田市・朝霞市あたり。これらの地域は、複数科目ランクインしているので、全体的に学力が高いということがわかります。
運動に関しては、さいたま市をのぞいて市ごとに数値がでていませんが、全国平均値を上回っています。
1クラス当たりの児童数は、29.0人。これは多い方の部類。学校によって2クラスであったり3クラスであったりもしますが、児童の数が多いということになります。
パソコン1台当たりの児童数は12.8人とかなり下の方に位置しています。1位である和光市を見てみると5.6人。ダブルスコア以上違いますね。
受験校への進学率は全体で15.4%と首都圏平均20.1%を大きく下回っています。
注目の教育テーマ
特集にはランキングだけではなく、注目の教育テーマについての掲載もありました。
自分が子どもの頃と比べると随分と変わっているなということを感じました。
- キャリア教育
社会的・職業自立に向けて基礎となる力を育てることを通して、自発的なキャリア形成を促す - アクティブラーニング型教育
先生の授業を受動的に聞くだけではなく、主体的に学習に取り組むことで効果を高める
グループ学習や体験学習 - グローバル教育
2020年度以降、小学校3年生から外国語活動、5年生から英語の教科化実施 - ICT・プログラミング教育
タブレットやインターネットを活用し多角的な思考力を育む
2020年度からの必修化を見据える
まとめ
- 所沢市はランクインしている項目がない
- 児童数が多く、パソコンの数が少ない
- 注目の教育テーマは要チェック
