令和2年(2020年)元旦より所沢に初めて、まちおこし・地域の振興・市民に福運をもたらすために「七福神めぐり」が開場します。
七福神の由来や名前、所沢七福神めぐりの詳細について調べていきます。
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七福神の由来
「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。七福神の信仰は、室町時代の末期のころより生じ、当時の庶民性に合致して民間信仰の最も完全な形となって育てられてきました。特に農民、漁民の信仰として成長し、現代に今も生き続けてきたのです。
引用元:七福神の由来・七福神の紹介
七福神と聞くと船に乗った「7人の福の神様」を思い浮かべませんか?
その理由として、古代の日本人は七福神は海の向こうにいる、海の向こうから幸福を運んでくるという発想からきているそうですよ。
海に囲まれた国・日本ならではの考え方です。その名残が今も受け継がれていると思うとすごいことです。
しかし、七福神についてよく調べてみると、神様の出身からその理由に納得するはず。
七福神の名前と意味
七福神の名前と意味について簡単にまとめました。
恵比寿天(えびすてん)
右手には釣り竿、左手には大きな鯛を持っています。
漁業・農業・商業の神様で特に商売繁盛の神様として信仰されています。
日本:イザナミとイザナギの間に生まれた子ども(日本神話)
大黒天(だいこくてん)
右手に打ち出の小槌、左手に大きな袋をもって米俵に乗っています。
台所の中心のカマドを守る神様という側面から、農村では大地を守る神様(田の神様)、商家では商売繁盛(財宝の神様)として信仰されています。
インド:シヴァ神の化身(ヒンドゥー教)
福禄寿(ふくろくじゅ)
右手に杖、左手に巻物、そして鶴を連れています。
幸福の「福」、身分の「禄」、寿命の「寿」を表す三文字からなり、その名の通り福徳・人徳・長寿の神様として信仰されています。
中国:南極老人星の化身(道教)
弁財天(べんざいてん)
琵琶を弾いていて、七福神の中でも唯一の女神です。
元は水の神様だったが、やがて音楽や言語いわゆる芸術の神様となり、財宝を授けてくれるようになりました。
インド:サラスヴァーティー神の化身(ヒンドゥー教)
寿老人(じゅろうじん)
巻物を括り付けた杖と団扇や桃を持ち、鹿を連れています。
団扇は難を払い、桃は長寿のしるしで、鹿もまた長寿の象徴であることから、健康・長寿・幸福の神として信仰されています。
中国:南極老人星の化身(道教)
布袋尊(ほていそん)
大きなお腹、大きな袋を持っています。袋の中はたくさんの宝です。
開運・良縁・子宝の神として信仰されています。
中国:弥勒菩薩の化身(仏教)
毘沙門天(びしゃもんてん)
七福神の中でも唯一の武将の姿をしていて、右手に宝棒、左手に宝塔、足の下に邪鬼天の邪鬼を踏みつけています。
元々は古代インドにおける悪神として知られていましたが、後に財産を守る善の神となられ、仏法の守護神になりました。
融通招福の神として信仰されています。
『 所沢七福神めぐり 』とは?
令和2年(2020年)元旦より所沢に初めて、まちおこし・地域の振興・市民に福運をもたらすために「七福神めぐり」が開場します。
「八国山、荒幡富士コース」と名付けられたコースで、所沢市内の平安・鎌倉・室町時代から続く古刹を巡ります。
全行程ゆっくり歩いて約4時間、車を使用すると約1時間半で周ることができるコース。
トコろんマーク入りの御朱印が用意されているのも楽しみのポイントです。

トコろんマーク入りの御朱印
主催は所沢「八国山、荒幡富士コース」霊場会、協力として一般社団法人所沢市まちづくり観光協会となります。
所沢駅から始まり、下山口駅へ向けて西へと向かってくコースです。
八国山や荒幡富士など狭山丘陵の自然を存分に感じることができます。
『 所沢七福神めぐり 』の開催期間・開催時間について
令和2年(2020年)元旦から通年の開催で、開催時間は9:00~16:00の予定です。
歩いて巡る際は、参拝時間を考慮しましょう。また、マナー等はしっかり守りましょう。
『 所沢七福神めぐり 』の御朱印帳・御朱印色紙・和紙について
参拝者に向けて押印される印章・印影である御朱印ですが、御朱印帳はご自身で用意する必要があります。
寺社オリジナルの御朱印帳や御朱印色紙、和紙の用意はありません。
また、御朱印帳に直接いただくわけではなく、既に書き上がっているものをいただくという形式になるそうです。
詳しいことが判明しましたら修正・追記いたします。
まとめ
